どうも、こんにちは!株式会社サプライズの長尾です。

早速ですが、今回は、まぁそこそこ大事なお知らせを
いくつかお伝えしようかと思います。

 

まぁ、少し専門的なお話しになりますし、システム的な内容になるんですが、
巷で噂されている旧APIの制限(最安値しかデータが取得出来なくなる)
とMWS対応についてです。

 

つまり、解りやすく一言で言えば、
旧APIを使っている自動価格改定プログラムは9月1日以降、

 

単なる最安値更新マシーンになってしまうということです。  
     

一応、旧APIとかMWSって何?って方もいると思うんで、
少しだけ簡単にお話ししておきます。

 

旧APIっていうのは、正式にはPA-APIといったりしますが、
このAPIというのは、アマゾンなどが提供するプログラムのことです。

 

自動価格改定プログラムや携帯チェッカーは、こういった
APIを使って、データを取得しているのです。

 

それが9月1日からMWSというAPIを使わなくてはならなくなった
ということですが、実はこのMWSが非常に扱いづらいものであり

 

自動価格改定プログラムや携帯チェッカーなどの開発者さんを
悩ませ続けてきました。

実は、これは昨年の秋にamazonさんから急に発表されたことですが、
各開発者陣が、いきなりそんなことをされては対応が出来ず、

 

特に価格改定プログラムが暴走をして
市場は大変なことになるとの申し出を受けて、
amazonさん側は、APIの制限解除という措置をとり
約1年後、つまり今月末まで
一時的に旧APIの制限解除を認めてきました。

 

それがよく耳にされていたとも思いますが、
「PA-APIの制限解除申請」というやつです。

 

その期限が今月末で切れてしまいますので、
来月からは各ツールはMWSを使わなくてはならなくなっています。

 

弊社「せど楽シリーズ」は他社様に先駆けて
今年の4月からMWSに対応させてきており、
先日まで旧APIを利用していた部分を完全にMWSへと切り替えて
最終調整のバージョンをリリースしました。

 

その理由は、急にMWSへと切り替えてしまっては、
万が一の時に対応出来ないという理由からです。

 

前もって実際にMWSで運用してみて
開発陣も実戦の中でMWSの知識と経験を積んで
準備をしておきたかったからです。

 

ここ数ヶ月は、特にMWS対応に向けての準備と調整を重点的に
バージョンアップを繰り返してきていたため

 

MWSに対応について市場ではあまり認識されていない
重大なことをお話しさせて頂こうかと思います。

 

また、せど楽シリーズをご利用頂いていない方の場合は、
現在お使いのツールがMWSに対応しているかどうかを
見極める参考にして頂ければと思います。

 

MWSに対応しているかどうかの見極め

?

MWSでは出品者IDの取得が出来ません。

 

従いまして、ライバルで無視したいセラーIDを設定しておくことは出来ません。

 

実はこの機能は無視したいライバルを設定しておくだけではなく、
価格最適化そのもののロジックに大きな影響をもたらしています。

 

何故なら、自分の出品を特定できる要素に各社はセラーIDを用いていたからです。

自分が出品している商品の特定できなければ、
価格改定プログラムで自分の価格と競争をしはじめて、
改定することに値下げが繰り返されるという現象を引き起こしてしまいます。

 

弊社「せど楽シリーズ」では、独自のロジックからそれを回避し、
従来通りの価格最適化を行えるよう既に運用しております。

 

MWSでは他社出品商品の状態説明の取得が出来ません。

 

これが先日のバージョンアップ時に一番お問い合わせが多かったのですが、
これに関してはせど楽Mk-IIでも疾風出品機能でも同じです。

 

弊社「せど楽シリーズ」ではそれに代わる機能として
ワンクリックで出品一覧へと
アクセスするボタンを設置して対応させて頂きました。

大きなところ(ユーザー様側から見える部分)で言えば
この二つになりますが、
これらは、実は裏ワザ的に取得することも不可能ではありません。

 

その裏ワザと言うのは、WEB上から
つまりアマゾンのカタログにアクセスして
APIを使わずにデータを取得する方法です。

但し、弊社ではこの裏ワザ的な手法は現在のところ使う予定はありません。

もちろん、上記二点のデータが取得出来れば
もっと高精度なツールへと仕上がるのですが、
それをしない理由というのは、amazonの規約に抵触するという認識からです

amazonの規約より抜粋利用許可およびサイトへのアクセスAWSは、書面によるAWSの明示的な承諾を得た場合を除き、AWSサイトのいかなる部分もダウンロード(キャッシュを除く)または変更しないという制限の下でAWSサイトにアクセスし個人的に利用することを認めています。

この利用許可には、AWSサイトまたはそのコンテンツの転売および商業目的での利用、AWSサイトまたはそのコンテンツの二次的利用、アカウント情報のダウンロードとコピー、データマイニング、ロボットなどのデータ収集・抽出ツールの使用は、一切含まれません。

AWSサイトまたはそのコンテンツの二次的利用アカウント情報のダウンロードとコピー、データマイニング、ロボットなどのデータ収集・抽出ツールの使用は、一切含まれません。 

とハッキリ記載されています。

万が一、この規約に抵触するようなプログラムをリリースして、
ユーザー様がamazonから直接IPアドレスの制限をかけられたりすると、

価格最適化が出来ないだけでは済みません。

最悪の場合、amazonにアクセスする権限を失うわけですから
アカウントをはく奪される危険性が十分に考えられるからです。

そうなってしまっては本末転倒ですので、弊社の方針としては
あくまでamazonの規約を遵守してMWSを使うという方針ですので
ご安心頂ければと思います。

また、ここまでの機能に関しましては、

弊社としては他社様にも技術提供していく準備も視野に入れております。

理由は、これは僕の方針ですが、
ビジネスの世界では決して一人勝ちは出来ないという方針だからです。

もし、僕のお話しを聞いて、ご自身のお使いのプログラムが
MWS化されていないのでは?との疑問があった場合は、
開発元にMWSに対応出来るのかどうかをお問い合わせするなり、
(メール一通で確認出来ることですから、

 

これは絶対にやっておいた方が良いです、今後もせどりを続けたいんであれば。)
僕にご連絡を頂ければ、開発元との交渉も試みてみます。

 

その理由としては、昨年の秋に開発者陣がamazonさんに交渉したのと同様、
MWSに対応出来ないプログラムが暴走を始めては
いくら「せど楽シリーズ」がMWSに対応したと言っても

少なからずヘンテコな価格に改定された
価格の影響を受けるからです。

ハッキリ言って、弊社としても
技術提供をするというのは非常に悩ましいところですが、
せど楽シリーズのユーザー様への影響を考えれば
致し方ないという結論に達してもおります。

 

これが、ビジネスの世界では決して一人勝ちは出来ないという
僕の方針の裏付けでもあります。

 

また、携帯チェッカー、最近では
スマートフォンなどを利用する場合も多いですが、
こちらも自動価格改定プログラム同様
MWSに対応していかなくてはなりません。

 

もともと弊社はチェッカーまでは開発する気はなかったのですが、
携帯チェッカーもMWSに対応したものが
リリースされるかどうかが疑問視され、

 

チェッカーが無くなってしまっては
せどりそのもののビジネスモデルが崩壊しかねないとの理由から
せど楽チェッカー(もちろんMWSで動かしています)を開発中です。

 

こちらは9月1日を目標に
せど楽チェッカーベータ版を無料で(製品版は有料)
リリースする予定で進めておりますので、

万が一、9月1日以降、お使いのチェッカーが利用出来ないという場合には
お試し頂ければと思います。

 

せど楽チェッカーベータ版無料の個別お問い合わせはしておりません。
リリースなどの予定は、このブログにてご確認下さい。

 

旧APIの制限解除期限、MWS対応というのは
噂程度で聴いたことがあるという方が多いと思いますが

 

実はせどらーにとっては死活問題にも繋がる重大なことですので、
今回は少し長くなりましたがお話しさせて頂きました。